2011年2月28日

2011年2月28日配信の記事一覧


内閣知的財産戦略本部、「知的財産推進計画2011」のパブリックコメントを公表

内閣知的財産戦略本部は、1月17日から2月7日にかけて募集した「知的財産推進計画2011」に対するパブリックコメントをまとめ、公表しました。


Adobe Digital Publishing Suite、Appleのサブスクリプション課金とGoogle One Passの両方に対応

Adobe Systemsは、Adobe Digital Publishing Suiteが雑誌や新聞の出版社を対象としたApple App Storeの「サブスクリプション課金サービス」およびGoogle「One Pass」の両方に対応すると発表しました。

Adobeのクリエイティブ&インタラクティブソリューション事業部門担当副社長David Wadhwani氏は、
“出版業界は、雑誌や新聞でサブスクリプション版を提供することに意欲的であり、当社のDigital Publishing Suiteは、AppleのサブスクリプションとGoogle One Passサービスの両方に対応しています。Google One Passによって、出版社へ市場が開かれると同時に、テクノロジープロバイダーの間で健全な競争が行われることで、デジタル出版業界にとっては、明るい未来が約束されることになります。どの端末リーダーを選択しても、今後は最高のデジタル版を楽しむことができるようになります。”
と述べています。

出版4団体、バイドゥへの抗議声明を発表

日本書籍出版協会(JBPA)、日本雑誌協会(JMPA)、日本電子書籍出版社協会(EBPAJ)、デジタルコミック協議会の4団体は、バイドゥが提供している「Baiduライブラリ」において「デジタル海賊版」の小説やコミックが配信されている問題についての抗議声明を発表しました。

同文書によると、海賊版の配信に対して著者や出版社がバイドゥに対して削除を要請しても、違法なデータのアップロードは後を絶たず、 いたちごっこが続いている状況で、これは「バイドゥ社に重大な責任がある」としています。

なお、出版4団体は、AppleのApp Storeに対しても2010年12月に同様の抗議声明を出しています。

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シックス・アパート、「Movable Typeを利用した電子書籍・電子ブック制作サービス」セミナーを3月15日開催

シックス・アパートが、「Movable Typeを利用した電子書籍・電子ブック制作サービス」セミナーを3月15日に開催すると案内しています。参加費は無料。

セミナーの開催日時と場所、プログラム内容は以下の通り。
日時:2011年3月15日(火) 14:00~17:00
場所:関東ITソフトウェア健保会館 市ヶ谷会議室 →地図
定員:70名
プログラム:
  • Movable Type 5 最新情報(金子順/シックス・アパート)
  • Movable Type+ePublisherで5分間でePubを作る(野田純生/アルファサード
  • 電子書籍ビジネスの理想と現実(谷川耕一/ブレインハーツ
  • ePublisherによるePub雑誌編集の可能性と、電子書籍(ePub)を活用した広報先進事例のご紹介(佐々木康彦/シーエムパンチ
  • Movable Typeを利用した電子書籍(ePub)配信の実例(佐藤新一/ウィゾ・プロダクション

シーエムパンチとブレインハーツ、iPad向け電子書籍アプリによる出版サービスを提供開始

シーエムパンチブレインハーツの共同プロジェクト「eBookPro」は、iPad向け電子書籍アプリによる出版サービスの提供を開始すると発表しました。

eBookProは、雑誌「JAZZ JAPAN」の電子書籍化に参画するほか、日本オラクルの電子広報誌「社員犬CANDY」など、EPUB形式の出版ビジネスに関わってきました。EPUBの電子書籍制作は比較的手軽で低コストで実現できる反面、コピーコントロールなどの著作権管理の仕組みを組み込むことが難しい現状があり、コピーコントロールおよび著作権管理が可能で表現力豊かな電子書籍出版を行うために、iPad向けのアプリ形式で電子書籍を制作・販売するサービスを開始することにしたとのことです。

同サービスは、既存のDTPデータなどを利用して、ページめくりページジャンプ機能などを組み込んだiPad向けの電子書籍アプリを制作するもので、HTML5を活用して動画や音声の組み込みやインタラクティブな操作が可能な電子書籍アプリを制作するとしています。制作した電子書籍のApp Storeへの登録・販売、Twitterなどのソーシャルネットワークを用いたプロモーション活動も実施します。

料金は、完成原稿データがある場合は初期費用は発生せず、App Storeでの販売価格から利用手数料を除いた売り上げをコンテンツ提供者とeBookProで分けあうレベニューシェアとなります。基本のシェア割合は50:50。たとえば、1000円の電子書籍アプリを販売した場合、App Storeの利用手数料が300円で、コンテンツ提供者とeBookProが350円ずつ分けあうことになります。

フォーサイド・ドット・コム、社名を「SmartEbook.com」に4月1日付けで変更

携帯電話向け電子書籍配信などを手がけるフォーサイド・ドット・コムは、社名を「SmartEbook.com」に4月1日付けで変更すると発表しました。

変更の理由として、「電子書籍ビジネスへの特化の戦略をとるにあたり、商号に『ebook』を含めることで、電子書籍市場における同社のブランド価値構築と、新たな企業イメージを明確に表すため」としています。

KDDI、Motorola製Android3.0搭載タブレット「XOOM」を4月発売

KDDIおよび沖縄セルラーは、Android3.0 Honeycombを搭載したMotorola Mobility製のタブレット端末「XOOM Wi-Fi TBi11M」を4月上旬以降に発売すると発表しました。

XOOMは、10.1インチ(解像度1280×800ドット)の液晶ディスプレイを搭載したタブレット端末で、CPUにはNVIDIAのデュアルコアTegra 2(1GHz)を採用しています。内蔵メモリは32GBで、microSDHCカードも利用できます。サイズは167(H) ×249(W) ×12.9(D)mm、重量は約700g。

その他の主なスペックは以下の通り。
  • フルHD画質の動画再生が可能で、Adobe Flash Playerにも対応
  • 無線LAN規格はIEEE802.11b/g/nに対応
  • Bluetooth 2.1+EDRに対応
  • 外部インターフェースとしてmicroUSB 2.0を搭載
  • 2基のデジタルカメラ(背面500万画素、前面200万画素)を搭載
  • 連続待ち受け時間は約480時間、連続使用時間は約510分(YouTubeの連続再生)

PC Online、「なぎさホテル ~オリジナルレーベル第一弾は、伊集院静の青春グラフィティ」


伊集院静 なぎさホテル - M-UP, inc なぎさホテル(1000円)

CNET Japan、「グーグル、Android Marketに電子書籍を追加」


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asahi.com、「米国発オンデマンド印刷機 エスプレッソ・ブック・マシンが三省堂に登場」


月刊コミック誌「コミックラッシュ」のiPhone/iPad向けアプリを配信開始

月刊コミック誌「コミックラッシュ」のiPhone/iPad向けアプリがApp Storeで配信開始されています。価格は無料。

コミックラッシュは、紙媒体を1月26日発行の3月号で休刊とし、4月号より電子書籍に完全移行すると発表していました。現在、iPhone/iPad向けアプリでは、3月号を無料配信しているほか、コミックス単行本をアプリ内課金で購入できます。4月号は3月中旬に配信開始の予定で、価格は450円。

なお、パソコン向けには3月1日から、Android端末向けには3月上旬から4月号の配信を開始する予定です。

COMIC RUSH - KGC コミックラッシュ(無料)

@niftyビジネス、「初挑戦! Android携帯で電子書籍や雑誌を読んでみた」

@niftyビジネスが、大塚葉氏の連載「3分でわかるAndroid携帯」に「初挑戦! Android携帯で電子書籍や雑誌を読んでみた」を掲載しています。

コベック、iPhone/iPad向け電子書籍ストアアプリ「グリフォン書店」の配信を3月開始

コベックは、iPhone/iPad向けの電子書籍ストアアプリ「グリフォン書店」の配信を3月に開始すると発表しました。価格は無料。

同アプリは、電子書籍ビューワ「Wisebook」にストア機能や本棚機能を追加したもので、アプリ内課金により電子書籍の購入が可能になっています。ストアは、「小説」「エッセイ」「教養・雑学」「趣味・実用」「ノンフィクション」「その他」の6つのカテゴリに分類されており、各カテゴリのほかキーワードによる書籍検索も可能とのこと。

hon.jp、「米O'Reilly、自社サイトの2010年の総売り上げ点数の88%、総売上金額の79%が電子書籍に」


関連リンク

大和印刷と太陽の家、BOOKSCANプロフェッショナルで業務提携

大和印刷は、社会福祉法人の太陽の家と、著者・出版社向けの電子書籍化サービス「BOOKSCANプロフェッショナル」において3月1日より業務提携すると発表しました。

「BOOKSCANプロフェッショナル」は、既存の書籍・雑誌を1冊1万円で電子書籍アプリ化するというサービス。東京のBOOKSCANセンターで書籍は裁断・スキャンされますが、今回の提携により、今後データの仕上がりに関するチェック業務を太陽の家の中に設けるBOOKSCANチェックセンターでスキャンされてから数時間以内に行うとのこと。これにより、大量に依頼があった場合でも高速に処理することができるようになるとしています。