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2010年11月24日
政府、新常用漢字表を閣議決定
政府は、現行の常用漢字表から196字増、5字減の計2136字に改訂した「新常用漢字表」を11月30日に告示すると閣議決定しました。 常用漢字表の改訂は制定以来29年ぶり。
文化庁文化審議会国語分科会は、2005年から常用漢字表の改訂について審議し、2010年6月に「改訂常用漢字表」を文部科学大臣に答申していました。
モリサワ、電子書籍ソリューション「MCBook Ver2.1」をリリース
MCBook Ver2.1では、Adobe InDesignやモリサワMC-B2で作成した印刷用データがあれば、iPhoneやiPadなどiOS端末だけでなく、Android端末に対応した電子書籍への展開が"ワンソース・マルチユース"の形で展開できるようになるとしています。
KCCS、慶大での電子書籍配信実験を開始
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は、慶應義塾大学メディアセンターと共同で、慶大の学生・教職員を対象とした電子学術書配信の実証実験を12月15日より開始すると発表しました。
実証実験は、日本語の学術書における実際のデジタル化・運用において、どのような課題があるか調査することを目的とするもの。出版社から提供された学術書をデジタル化し、学生や教職員が利用した上での意見や評価を調査・分析することで、教育機関における電子書籍の利用モデルを検証します。
【実験の主な目的】
- 特定のOSや端末に依存しない、HTML5ベースの電子書籍ビューアの実用性、使い勝手の比較評価(パソコン、iPad、Android端末、電子ペーパー端末などによる比較)。
- 紙媒体をスキャニングなどにより電子化したコンテンツと、初めから電子化対応したコンテンツの共存と制作プロセスの評価。
- 国内外で検討の進む多様な電子書籍フォーマットによる日本語学術書の表現性、活用性の評価。
- メモ・マーカーの共有、SNS連携、小テスト・アンケートなど、学習利用に適した機能の検討・有効性評価。
- 著作権を保護し、利用者の利便性を維持するDRMの検討・評価。
- 慶應義塾大学の認証基盤、図書館システムなどとの連携評価。
レッドスター、iriver製電子書籍リーダーを発売
Cover Storyは、6インチ(800×600ドット)のタッチパネル式モノクロ電子ペーパーディスプレイを搭載し、EPUB、PDF、HTML、TXT、FB2、PDB、DJVUの電子書籍フォーマットに対応しています。無線LAN(IEEE802.11b/g)機能を内蔵していて、Google Gmailも利用可能。サイズは168.2×126.3×9.5mm、重さは約282g。
インプレスR&D、カスタマイズ型電子出版サービスを開始
libura PROは、専門情報をPDFもしくは書籍形態で購入できるサービス。コンテンツを1冊単位だけでなく、章単位(マイクロコンテンツ)でも購入できるのが特徴で、購入したマイクロコンテンツを別の書籍のマイクロコンテンツと組み合わせて、オンデマンド製本することもできます。製本代金は約200ページの書籍の場合で4000円程度とのことです。
開始当初は、インプレスR&Dが発行する調査報告書シリーズ38点(マイクロコンテンツ222点)を対象としてスタートし、近い将来には他の出版社のコンテンツも取り扱う予定としています。
ソニーら、電子書籍配信会社「ブックリスタ」を設立
ブックリスタは、各種端末向けに電子出版コンテンツを配信する会社で、まずは文芸書やビジネス書などの書籍を取り扱い、今後コミックや新聞、雑誌などに順次拡大する予定とのことです。
ブックリスタの代表取締役社長には電子書籍配信事業準備株式会社の代表取締役であった今野敏博氏が就任、事務所は朝日新聞東京本社内に置きます。
なお、ソニーは11月25日15時から電子書籍端末について記者会見を開く予定で、その模様はUstremで中継されます。
暁印刷と豊国印刷、「e-Book Digital Factory」構想を立ち上げ
同構想では、2社の制作ラインに加え、新たに共同で利用できる制作ラインの確保を進めて、電子書籍を含めた新しいワークフローの提案を行っていくとのこと。具体的には、中間フォーマットの制作、紙の本からの電子書籍制作、InDesignからの電子書籍制作、ドットブックやXMDFなど各種フォーマットでの電子書籍制作、配信アプリ制作などを行っていくとしています。12月から稼働を開始し、電子書籍制作月産1万冊ベースのライン構築を目指すそうです。
28号、電子書籍販売ASPサービスをリリース
同サービスは、出版社が独自のストアアプリやビューワーアプリを開発することなく、iPadやiPhone向けに電子書籍の販売を開始できるというもの。ストアアプリにはApp Storeのアプリ内課金機能があり、同機能を使って電子書籍を販売できるそうです。ビューワーアプリは、今のところPDFのみに対応しています。来年にはAndroid端末にも対応予定とのこと。
eBook USER、「書籍購入者に全文PDFファイルを提供して見えてきたこと」
ITmedia eBook USERが、ITジャーナリスト本田雅一氏による「書籍購入者に全文PDFファイルを提供して見えてきたこと」を掲載しています。
本田氏は著作「インサイド・ドキュメント 3D世界規格を作れ!」で書籍購入者に全文PDFファイルを無料で提供する試みを行いましたが、その経緯や成果と今後について記しています。
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