2011年3月3日

Apple、「iPad 2」を発表 日本では3月25日に発売

Appleは、第2世代のタブレット端末「iPad 2」を発表しました。米国では3月11日、日本では3月25日に発売されます。米国での価格は、Wi-Fiモデルが499ドル〜、Wi-Fi+3Gモデルが629ドル〜。

■iPad 2は薄く、軽く、速く
iPad 2はデザインを一新し、iPadに比べて33%薄く、15%軽くなっています。本体サイズは241.2(H)×185.7(W)×8.8(D)mm、重量はWi-Fiモデルが601g、Wi-Fi+3Gモデルが613g。CPUにはデュアルコアのA5チップを搭載し、iPadに比べて処理速度は2倍、グラフィック性能は9倍になったとのこと。バッテリ駆動時間はiPadと同じ10時間。

新たに、背面と前面にカメラを搭載し、背面カメラではHDビデオ(720p、最大30fps)の撮影が可能になっています。ディスプレイは9.7インチのタッチパネル式液晶で、解像度は従来と同じ1024×768ドット(132ppi)のままでした。本体カラーは、ブラックとホワイトが用意されています。米国では、Wi-Fi+3Gモデルとして、AT&T向け(GSM)とVerizon向け(CDMA2000)が同時に発売されます。

iPad 2は内蔵アプリケーションとして、FaceTimePhoto Boothカメラを新たに搭載しています。

iPad用アクセサリとしては、ポリウレタンまたはレザー製のディスプレイ保護カバー「iPad Smart Cover」、iPadの画面をHDMI対応ディスプレイにミラーリングできる「Apple Digital AVアダプタ」が新たに発売されます。

なお、日本のApple Storeでは、現在従来のiPadを値下げして販売しています。Wi-Fiモデルが3万5800円〜、Wi-Fi+3Gモデルが4万7800円〜。

■iOS 4.3は3月11日にリリース
iPad 2の米国発売日と同じ3月11日に、iOSは4.3にアップデートされます。iOS 4.3では、AirPlayで音楽、映画、写真だけでなくビデオやアプリ画面をテレビに映し出せるようになるほか、Nitro JavaScriptエンジンをSafariに採用し最大2倍の速度で実行できるようになるとのこと。また、iPad本体側面のスイッチを、スクリーンの回転ロックもしくは音のミュートのどちらかにカスタマイズできるようになります。なお、iPhone 4を使ってWi-Fiテザリングを実現するパーソナルホットスポット機能も装備していますが、残念ながら日本国内では使用できないとのことです。iOS 4.3の対応機種は、iPad、iPad 2、iPhone 3GS、iPhone 4(GSMモデル)および第3世代と第4世代のiPod touch。

iPad向けアプリとしては、AppleからiMovieGarage Bandが発売されます。価格は各4.99ドル(600円)。

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