TOP STORIES
2010年11月30日
働く女性の約半数が「電子書籍に興味あり」 すでに利用は約1割
同調査の中に、「電子書籍で、本や雑誌、マンガなどを読んでいますか? 興味はありますか?」という設問があり、全体では「電子書籍を読んでいる、興味がある」が7.6%、「読んではいないが、興味はある」が41.8%、「読んでいない、興味はない」が50.5%という結果でした。
詳しい調査結果はこちら(PDF)。
G2010、瀬戸内寂聴の未発表作品をNTTドコモ向けに提供
電子書籍トライアルサービスの対応機種は、現段階ではXperia、GALAXY S、GALAXY Tabの3機種。今後発売されるスマートフォンでも利用できる予定。2010年12月27日までの期間限定で無料ダウンロードできます(ダウンロードしたコンテンツは12月末まで閲覧が可能)。
新常用漢字表が告示
「新常用漢字表」が官報に告示されました。
新常用漢字表は、11月24日に閣議決定されていました。 旧常用漢字表から196字増、5字減の計2136字に改訂したもので、改訂は制定以来29年ぶりのこと。
- 文化庁「常用漢字表の内閣告示等について」
日経エレクトロニクス、「電子書籍サミット2011」12月15日開催
日経エレクトロニクスが、セミナー「電子書籍サミット2011 ~動き始めた国内市場のキーパーソンが集結~」を12月15日に開催すると発表しています。参加費は1万9800円。
セミナーの開催日時と場所、プログラム内容は以下の通り。
e-Book Digital Factory、岩見沢市に電子書籍制作業務ラインを構築
岩見沢市の第三セクター、はまなすインフォメーションの電子文書入力センターを拠点とし、地元企業も参加して電子書籍制作ラインを協働で構築していくとのことです。e-Book Digital Factoryが電子書籍制作事業に必要なスタッフ教育・環境整備支援や受注活動を行い、岩見沢市が地域産業の振興と地域雇用促進の観点から支援し、官民協働で事業の成功をめざすとしています。
コベック、iPhone/iPad向け電子書籍ストア開設システムを発売
コベックは、iPhone/iPad向けのアプリ内課金機能を搭載した電子書籍ストア開設システム「Wisebook2 for iPhone/iPad BookShelf」の提供を開始すると発表しました。価格は105万円。
同システムは、アプリ配信サーバーと端末上で動作する本棚アプリがセットになったもので、低コスト・短時間で電子書籍ストアが開設でき、コンテンツの登録や管理業務の効率を大幅に向上させることが可能としています。来年3月からはAndroid版の提供も予定しています。
2010年11月29日
12月3日19時〜、電子教科書をめぐる田原総一朗×孫正義対談開催
廣済堂と日本IBM、電子出版事業支援クラウド・サービスを提供
同サービスは、日本IBMが同日発表したパブリック・クラウド・サービス基盤を利用したもので、基本情報、画像データ、中間ファイルなどを一元管理する「コンテンツ管理」、売上データを一括で取り込み集計・管理する「売上管理 」、集計された売上データをもとに印税の計算、支払い通知書の作成を自動処理できる「印税支払い管理」 など、電子出版事業の一連の業務を支援。自社でシステムを構築・運用することなく、権利関係や経理関係の管理ができるようになるとしています。利用料金は、月額数万円程度を予定しているとのこと。
オーム社、「電子書籍で生き残る技術 紙との差、規格の差を乗り越える」
オーム社は、「電子書籍で生き残る技術 紙との差、規格の差を乗り越える」(川崎堅二・土岐 義恵著)を12月1日に出版します。四六判200ページ、1470円。
目次
- 第一章 電子書籍、群雄割拠時代の到来
- 第二章 電子書籍がだどってきた道
- 第三章 電子書籍で利用されている技術
- 第四章 電子書籍で生き残るための技術
- エピローグ 電子書籍時代に生き残るため
日本通信、SIMロックフリーiPad用micro SIMを発売
日本通信は、SIMロックフリー版iPad向けにNTTドコモの3G回線が利用できるmicro SIM「iPad専用プラチナサービス(b-microSIM Platinum)」を12月1日に発売すると発表しました。
同社では、iOSが4.2にアップデートされ、電波法を遵守してSIMロックフリーiPadが日本国内で利用できるようになったため、同SIMを発売したとしています。利用料金は、6カ月パッケージが2万9880円(月額換算4980円)、12カ月パッケージが5万6160円(月額換算4680円)。なお、既発売の「b-microSIM U300」もSIMロックフリーiPadが動作確認端末となりました。
シャープ、「GALAPAGOS」を12月10日発売
GALAPAGOSはLinuxベースのOSを採用した端末で、5インチ(600×1024ドット)ディスプレイの「モバイルモデル(EB-W51GJ-R/S)」と10.8インチ(800×1366ドット)の「ホームモデル(EB-WX1GJ-B)」の2モデルが用意されています。対応フォーマットは、XMDF、PDF、TXT。価格は、モバイルモデルが3万9800円、ホームモデルが5万4800円で、12月3日より予約が開始されます。なお、販売はシャープからの直販のみとなるようです。
TSUTAYA GALAPAGOSは、書籍や雑誌、新聞など約2万冊のラインアップでスタートします。最大の特徴は、新聞や雑誌を「定期購読」できる点。定期配信サービスを申し込んでおくと、最新コンテンツが無線LAN経由で端末にプッシュ配信されます。また、購入履歴に応じたおすすめの電子書籍コンテンツの無料体験版がストアから自動配信されるそうです。2011年春以降には、映像や音楽、ゲームなどの配信サービスも計画中とのこと。
書籍コンテンツとしては、芥川賞作家・平野啓一郎氏の新刊「かたちだけの愛」(中央公論新社)を紙の書籍と同時にTSUTAYA GALAPAGOSでリリースするとしています。
2010年11月28日
国書刊行会、津野海太郎「電子本をバカにするなかれ」
国書刊行会が、「電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命」(津野海太郎著)を出版しています。B6判変形290ページ、1890円。
目次
- 書物史の第三の革命
- 電子本をバカにするなかれ
本の原液――萩野正昭との対談
情報は捨てても本は捨てるな- 歩く書物―ブックマンが見た夢
- あとがき
App Store 電子書籍ジャンルのトップセールスApp [2010/11/28]
- スゴ技!女心をわしづかむ神フレーズ105 / 恋愛作法研究所 230円
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら / 岩崎夏海 800円
- 幕張 Ⅱ / 木田康昭 450円
- 町長選挙 / 奥田英朗 350円
- 1Q84 BOOK 1-3 / 村上春樹 600円
- 朗読少女 〜Story Time Girl〜 無料
- 幕張 Ⅲ / 木田康昭 450円
- アップル vs. グーグル / 小川浩・林信行 350円
- i文庫 450円
- イン・ザ・プール / 奥田英朗 350円
2010年11月27日
nikkei BPnet、「韓国デジタル教科書事情 15年かけて築いてきた教育情報化が花開く」
nikkei BPnet 教育とICT Onlineは、ITジャーナリスト趙章恩氏の連載「Korea on the Web」に「韓国デジタル教科書事情(1)~15年かけて築いてきた教育情報化が花開く」を掲載しています。
Apple Store銀座、「PayPal Japan presents:変わる簡略な決済とビジネスモデル」開催
Apple Store銀座は、12月1日19時から「PayPal Japan presents:変わる簡略な決済とビジネスモデル」を開催すると案内しています。
フューズネットワーク、「第1回 FUSEe ePub Business Loft セミナー」を11月30日開催
フューズネットワークは、「第1回 FUSEe ePub Business Loft セミナー」を11月30日に開催すると発表しています。参加費は1500円。
セミナーの開催日時と場所、プログラム内容は以下の通り。
マイコミジャーナル、「アドビの電子出版ソリューションを用いた国内初のiPadアプリ公開」
マイコミジャーナルが、「アドビの電子出版ソリューションを用いた国内初のiPadアプリ公開」を掲載しています。
Adobe Digital Publishing Suiteを使って作成されたHEADPORTERのiPadアプリ「HEADPORTER MAGAZINE VOL.1 for iPad」について紹介しています。
2010年11月26日
日本デジタルオフィス、電子書籍クラウドサービスを提供開始
日本デジタルオフィスは、マイクロソフトのクラウドプラットフォームWindows Azure Platformを利用した電子書籍クラウドサービス「J! BOOK(Join! the BOOK)」を提供開始したと発表しました。
J! BOOKを使うと、Twitterとの連携や、付箋・音声・写真投稿、アンケートなどユーザー参加型の機能を組み込んだ電子書籍を制作することができます。また、閲覧ログ分析を使って、読者ニーズの把握や広告効果測定などマーケティングツールとしても利用できるとしています。
ソフトバンクモバイル、「iPad for everybody」を12月3日開始
同キャンペーンは、iPad Wi-Fi+3G(16GB)購入時に「(iPad専用)データ定額プラン」と「ウェブ基本使用料」を2年契約することで、iPad本体の実質負担額が0円になるというものです。キャンペーン利用時の毎月の支払額は4725円。
iPad Wi-Fiモデルは、12月2日をもって分割払いによる販売を終了するとのこと。
au、Androidスマートフォン「IS03」発売開始
IT各誌が発売イベントのレポートを掲載しています。
- ケータイWatch「IS03発売、秋葉原で記念イベント「auの復活が始まる」」
- ケータイWatch「IS03でau復活を宣言、ビックカメラ有楽町で発売記念セレモニー」
- ケータイWatch「KDDI、IS03発売記念で「au one Market」キャンペーン」
- ASCII.jp「au「IS03」発売 KDDI創業以来最大規模の予約数」
- ITmedia +D Mobile「日本人向けに作ったことがハマった――アキバヨドバシで「IS03」解禁セレモニー」
- CNET Japan「「auは復活する」、IS03が過去最高の予約数--発売セレモニーを開催」
- マイコミジャーナル「KDDI、スマートフォン「IS03」発売 - 秋葉原で解禁セレモニー」
- マイコミジャーナル「[au]IS03発売 田中専務は「感無量」スマートフォン戦線参入 アキバのセレモニーにはSDN48」
- nikkei BPnet ITpro「「KDDI始まって以来の予約数、27万」---Android端末IS03の発売イベント」
eBook USER、「スキャン代行業者の実力を比較する(前編)」
ITmedia eBook USERが、「スキャン代行業者の実力を比較する(前編)」を掲載しています。
前後編あわせて7社の代行業者に実際に依頼し、クオリティや対応などサービス内容の検証を行ったとのことです。
2010年11月25日
毎日jp、「国会図書館:電子書籍の収集制度検討」
毎日jpが、「国会図書館:電子書籍の収集制度検討 11年度末にも開始」を掲載しています。
国会図書館が、電子書籍を収集する制度を作るために業界団体などからヒアリングを始めていて、早ければ2011年度末にも制度をスタートさせる方針だと報じています。
電通総研、「話題注目商品2010レポート」を公開
電通総研が、その年の話題注目商品を通じて消費動向を分析する「話題注目商品2010レポート」を公開しています。
その中の「2010年・消費者が選ぶ話題注目商品ランキング」では、1位スマートフォン(前年34位)、2位Twitter(同104位)、3位食べるラー油(同圏外)となっています。電子書籍関連では、19位にタブレット型情報端末(同圏外)が入っていました。「消費者が選ぶ近未来ブレイク予想ランキング」では、1位東京スカイツリー、2位LED電球、3位電気自動車の順で、5位にスマートフォン、7位に電子書籍端末、10位にタブレット型情報端末がランクインしていました。
レポートのPDFはこちら。
パピレス、NTT東の光iフレームに「電子貸本Renta!」を提供
パピレスは、NTT東日本の家庭用Androidクラウド端末「光iフレーム」向けに「電子貸本Renta!」サービスの提供を開始したと発表しました。「フレッツ・マーケット」を使って配信されます。価格は1冊100円〜。
これにより、電子貸本Renta!が配信するコミックや小説、実用書、写真集などのの電子書籍約8000冊を光iフレームで利用可能となり、すでにサービスを提供しているWindowsやMac、iPhone、iPad、Android端末などとのコンテンツの相互利用ができるとしています。今後、雑誌や動画の配信も予定しているそうです。
大日本印刷、電子書籍販売サイトをリニューアル
新サイトは、オンライン書店「ビーケーワン(bk1)」と連携することで、電子書籍だけでなく紙の書籍も購入できるようになりました。今後、bk1とシステムを統合し、1つのサイトで電子書籍と紙の書籍が購入できる形にするそうです。また、DNPグループの丸善、ジュンク堂、文教堂などのリアル書店との連携を強化し、電子書籍、オンライン書店、リアル書店を統合するサービスを提供するとしています。
ソニー、電子書籍リーダー「Reader」を国内投入
6インチ(800×600ドット)の「Reader Touch Edition(PRS-650)」と、5インチ(800×600ドット)の「Reader Pocket Edition(PRS-350)」の2モデルをラインアップ。価格はオープンプライスで、市場価格はTouch Editionが2万5000円前後、Pocket Editionが2万円前後だと予想されています。
ディスプレイに電子ペーパー「E Ink Pearl」を採用し、16階調グレースケールでの表示が可能で、一度の充電で約1万ページの連続ページめくりができるとしています。
また、オンラインブックストア「Reader Store」を12月10日に同時開設します。サービス開始時には2万冊以上の書籍を準備するそうです。
2010年11月24日
政府、新常用漢字表を閣議決定
政府は、現行の常用漢字表から196字増、5字減の計2136字に改訂した「新常用漢字表」を11月30日に告示すると閣議決定しました。 常用漢字表の改訂は制定以来29年ぶり。
文化庁文化審議会国語分科会は、2005年から常用漢字表の改訂について審議し、2010年6月に「改訂常用漢字表」を文部科学大臣に答申していました。
モリサワ、電子書籍ソリューション「MCBook Ver2.1」をリリース
MCBook Ver2.1では、Adobe InDesignやモリサワMC-B2で作成した印刷用データがあれば、iPhoneやiPadなどiOS端末だけでなく、Android端末に対応した電子書籍への展開が"ワンソース・マルチユース"の形で展開できるようになるとしています。
KCCS、慶大での電子書籍配信実験を開始
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は、慶應義塾大学メディアセンターと共同で、慶大の学生・教職員を対象とした電子学術書配信の実証実験を12月15日より開始すると発表しました。
実証実験は、日本語の学術書における実際のデジタル化・運用において、どのような課題があるか調査することを目的とするもの。出版社から提供された学術書をデジタル化し、学生や教職員が利用した上での意見や評価を調査・分析することで、教育機関における電子書籍の利用モデルを検証します。
【実験の主な目的】
- 特定のOSや端末に依存しない、HTML5ベースの電子書籍ビューアの実用性、使い勝手の比較評価(パソコン、iPad、Android端末、電子ペーパー端末などによる比較)。
- 紙媒体をスキャニングなどにより電子化したコンテンツと、初めから電子化対応したコンテンツの共存と制作プロセスの評価。
- 国内外で検討の進む多様な電子書籍フォーマットによる日本語学術書の表現性、活用性の評価。
- メモ・マーカーの共有、SNS連携、小テスト・アンケートなど、学習利用に適した機能の検討・有効性評価。
- 著作権を保護し、利用者の利便性を維持するDRMの検討・評価。
- 慶應義塾大学の認証基盤、図書館システムなどとの連携評価。
レッドスター、iriver製電子書籍リーダーを発売
Cover Storyは、6インチ(800×600ドット)のタッチパネル式モノクロ電子ペーパーディスプレイを搭載し、EPUB、PDF、HTML、TXT、FB2、PDB、DJVUの電子書籍フォーマットに対応しています。無線LAN(IEEE802.11b/g)機能を内蔵していて、Google Gmailも利用可能。サイズは168.2×126.3×9.5mm、重さは約282g。
インプレスR&D、カスタマイズ型電子出版サービスを開始
libura PROは、専門情報をPDFもしくは書籍形態で購入できるサービス。コンテンツを1冊単位だけでなく、章単位(マイクロコンテンツ)でも購入できるのが特徴で、購入したマイクロコンテンツを別の書籍のマイクロコンテンツと組み合わせて、オンデマンド製本することもできます。製本代金は約200ページの書籍の場合で4000円程度とのことです。
開始当初は、インプレスR&Dが発行する調査報告書シリーズ38点(マイクロコンテンツ222点)を対象としてスタートし、近い将来には他の出版社のコンテンツも取り扱う予定としています。
ソニーら、電子書籍配信会社「ブックリスタ」を設立
ブックリスタは、各種端末向けに電子出版コンテンツを配信する会社で、まずは文芸書やビジネス書などの書籍を取り扱い、今後コミックや新聞、雑誌などに順次拡大する予定とのことです。
ブックリスタの代表取締役社長には電子書籍配信事業準備株式会社の代表取締役であった今野敏博氏が就任、事務所は朝日新聞東京本社内に置きます。
なお、ソニーは11月25日15時から電子書籍端末について記者会見を開く予定で、その模様はUstremで中継されます。
暁印刷と豊国印刷、「e-Book Digital Factory」構想を立ち上げ
同構想では、2社の制作ラインに加え、新たに共同で利用できる制作ラインの確保を進めて、電子書籍を含めた新しいワークフローの提案を行っていくとのこと。具体的には、中間フォーマットの制作、紙の本からの電子書籍制作、InDesignからの電子書籍制作、ドットブックやXMDFなど各種フォーマットでの電子書籍制作、配信アプリ制作などを行っていくとしています。12月から稼働を開始し、電子書籍制作月産1万冊ベースのライン構築を目指すそうです。
28号、電子書籍販売ASPサービスをリリース
同サービスは、出版社が独自のストアアプリやビューワーアプリを開発することなく、iPadやiPhone向けに電子書籍の販売を開始できるというもの。ストアアプリにはApp Storeのアプリ内課金機能があり、同機能を使って電子書籍を販売できるそうです。ビューワーアプリは、今のところPDFのみに対応しています。来年にはAndroid端末にも対応予定とのこと。
eBook USER、「書籍購入者に全文PDFファイルを提供して見えてきたこと」
ITmedia eBook USERが、ITジャーナリスト本田雅一氏による「書籍購入者に全文PDFファイルを提供して見えてきたこと」を掲載しています。
本田氏は著作「インサイド・ドキュメント 3D世界規格を作れ!」で書籍購入者に全文PDFファイルを無料で提供する試みを行いましたが、その経緯や成果と今後について記しています。
2010年11月23日
common style、「週刊イーブックストラテジー Vol.032」をYouTubeで公開
境祐司氏(@commonstyle)が、YouTubeで「週刊イーブックストラテジー Vol.032」を公開しています。
今回はEnhanced eBookを使った「EPUBフォーマット電子教科書の先進事例」について紹介してくださっています。
YouTube「週刊イーブックストラテジー Vol.032」
文化庁、「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」設置
同会議の主な検討事項は、
- デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方に関する事項
- 出版物の権利処理の円滑化に関する事項
- 出版者への権利付与に関する事項
第1回検討会議を12月2日9時30分〜11時30分に文部科学省旧庁舎6階講堂にて開催します。会議は一般公開で、傍聴申し込みは電子メールによる先着順(傍聴席は100席の予定)とのことです。
会議の構成員は以下の通りです(敬称略、五十音順)。
Sony Electronics、Reader for iPhone/Androidを12月リリース
Sony Electronicsは、「Sony Reader」向け電子書籍をiPhoneやAndroidで購入・閲覧できるようにするリーダーアプリを12月にリリースするとReader Storeで公表しています。
2010年11月22日
Apple、iOS 4.2をリリース
Macworldによると、アップデートの公開は米太平洋時間の11月22日の午前10時(日本時間では23日午前3時)だそうです。なお、iPadやiPhoneを紛失してしまったときにどこにあるかを探してくれる「iPhoneを探す」機能は、これまではMobileMeに加入する必要がありましたが、iOS 4.2から無料で使えるようになりました。
アップデートの詳細は以下の通りです。
NTTドコモ、「Galaxy Tab」を11月26日発売
GALAXY Tabは、7インチ(600×1024ドット)の液晶ディスプレイを搭載したタブレット型スマートフォン。OSにはAndroid 2.2を搭載し、サイズは120×190×12.1mm、重さは約382g。NTTドコモがGalaxy S向けに提供している「電子書籍のトライアルサービス」に対応するほか、iモードと同じメールアドレスが利用可能な「spモードメール」にも対応しています。対応アプリは、「ドコモマーケット」「Androidマーケット」「SAMSUNG Apps」からダウンロードして利用できます。
・主な対応サービス・機能一覧表(PDF)
サイゾー、佐々木俊尚「ITニュースの読み方」をiPhone/iPad向けに発売
サイゾーは、ITジャーナリスト佐々木俊尚氏の連載をまとめたiPhone/iPad向けの電子書籍アプリ「ITニュースの読み方」をApp Storeで販売開始しています。価格は900円。
同アプリは、月刊誌サイゾーに佐々木氏が連載中の「ITインサイドレポート」を加筆修正して電子書籍化したもの。
トピックス抜粋
- Apple TVの命運は? "どこでもテレビ"がもたらす未来
- ソーシャルメディアとライフログを新局面に導く"チェックイン"
- iPad vs Kindle なにが勝敗を決めるのか?
- 情緒的な反論はもうたくさん! 私が日本の出版社に辟易するワケ
- ニュースサイト有料化で日本はどう舵を切るべき?
- 電通の"裸踊り"が通じない! 広告界で衰退する元強者たち
- ツイッターひとつ活用できないダメダメ企業続出のワケ
マイコミ、電子出版総合誌「eBookジャーナル」創刊
毎日コミュニケーションズは、電子出版に関する総合誌「eBookジャーナル」を11月22日に創刊しました。
今後奇数月の22日に紙版と電子版がそれぞれ発売されます。紙版はB5版で2100円、電子版は1260円です。創刊記念として、2011年1月4日までに紙版の定期購読を申し込むと、電子版が1年間無料で購読できるキャンペーンを実施しています。
JEPA主催の「EPUB日本語拡張仕様セミナー」をUST中継
TechWaveは、日本電子出版協会(JEPA)が主催する「EPUB日本語拡張仕様セミナー」をUST中継します。EPUBに縦書き、ルビなどの日本語組版を実装するための仕様策定作業について現状を報告します。中継はは11月22日13時30分~16時30分の予定。
amazon.com、Kindle用電子書籍のギフトサービスを開始
ギフトサービスは、amazonユーザーが贈り先のメールアドレスを指定するだけで、Kindle用電子書籍をプレゼントできるとのことです。贈られた人がKindleを持っていなかった場合には、WindowsやMac、iPhone用などのKindle閲覧アプリを使って読むことができます。
MSN産経ニュース、自炊代行業者に関する記事掲載
MSN産経ニュースが、「電子書籍への蔵書コピー代行業者急増 作家や出版社、法曹関係者は「違法」と警告」と題する記事を掲載しています。
同記事は、自分の蔵書をスキャナで読み取って電子書籍化する、いわゆる“自炊”を代行する業者の是非について報じたもの。
“日本文芸家協会の三田誠広副理事長は「業者が営利目的に行っており明らかに違法」と話す。日本書籍出版協会も同じ立場で、「ネット上に違法な形で流出するリスクが高まりかねない。業者に対して法的な対応も検討している」と強硬だ。”と記しています。
記事中に登場する福井健策弁護士は、以前Internet Watch「書籍の電子化、「自炊」「スキャン代行」は法的にOK?」において、自炊にまつわる著作権問題をQ&A形式で詳しく解説していました。
2010年11月21日
News Corp.とAppleがiPad新聞を創刊?
guardian.co.ukなど複数メディアが、News Corp.とAppleは11月末にもiPadで購読できるデジタルニュースペーパー「The Daily」を発表すると報道しています。報道によると、創刊は2011年の初めで、購読料は99セント/週とのことです。
新潮社、萩野正昭「電子書籍奮戦記」
App Store 電子書籍ジャンルのトップセールスApp [2010/11/21]
- 警察の表と裏99の謎 / 北芝謙 350円
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら / 岩崎夏海 800円
- 女に生まれたら、コレを読め 〜○活必勝法〜 / 勝間和代 115円
- 朗読少女 〜Story Time Girl〜 無料
- ビューン(新聞、雑誌、テレビがあなたの手に) 無料
- こぼれそうな唇 / LiLy 1000円
- 伝える力 / 池上彰 600円
- イン・ザ・プール / 奥田英朗 350円
- i文庫 450円
- 最強伝説 黒沢 Ⅳ / 福本伸行 800円
2010年11月20日
東京都立中央図書館、電子書籍の企画展を開催
東京都立中央図書館は、11月22日から企画展「電子書籍を体験しよう! ~新しい図書館のカタチ~」を開催します。入場無料。
同展では、約1000タイトルの電子書籍をパソコンで閲覧できるほか、iPadやKindleなどの電子書籍端末を体験することもできるそうです。
期間:2010年11月22日(月)~12月22日(水) (12月2日と12月17日は休館)
会場:東京都立中央図書館 4階企画展示室 →Google Maps
時間:10:00〜17:30
YouTube「TOKYO MX NEWS」より
文藝春秋、山田詠美「タイニーストーリーズ」をiPhone/iPad向けに発売
文藝春秋は、iPhone/iPad向けの電子書籍アプリ「タイニーストーリーズ」(山田詠美著)をApp Storeで販売開始しています。価格は1200円。
同書は短編小説21編を収録した短編集で、紙の書籍は10月29日に出版(四六判344ページ/1400円)されていました。
ボイジャー、電子書籍モールをプレオープン
ボイジャーは、電子書籍モール「Voyager Store」をプレオープンしました。正式オープンは12月1日の予定。
Voyager Storeは、モール&テナント型のシステムを採用し、出版社ごとに独自のトップ画面やおすすめ本コーナーの運営機能を提供、個性ある店作りが可能であるとしています。1号店はボイジャー直営の「理想書店」で、12月には2号店「altbook」をオープンするとのこと。1アカウント/マルチデバイス対応が標準で、iPhone/iPad/PCに対応した電子書籍を提供しくとのことです。
なお、これまでApp Storeで配信してきたiPhoneアプリ「理想BookViewer」とiPadアプリ「VoyagerBooks」の機能を統合し、ユニバーサル化したiPhone/iPad共通アプリ「Voyager Books」を新しくリリースしています(PDF「電子書籍ビューアバージョンアップのお願い」)。
YouTube 「Voyager Store利用のご説明(全編)」
Wave-Makers、携帯電話向けEPUB電子書籍サイトをオープン
ソフトウェア開発のWave-Makersは、携帯電話向けEPUB電子書籍ビューワアプリ「Wave Text Viewer」を使ってEPUB電子書籍を読むことができるポータルサイト「i文」をオープンしました。NTTドコモのiモードで利用できます。
i文では、ネット上に無償公開されているEPUB電子書籍を紹介しており、Wave Text Viewerにダウンロードして読むことができます。また、2010年度中に有料作品の販売も予定しているとのこと。
キネマ旬報社、iPhone/iPad向け電子書籍を発売
キネマ旬報社は、電子書籍事業の第一弾としてiPhoneアプリ「知っておきたい映画監督100・日本映画編」「知っておきたい映画監督100・外国映画編」の2点をApp Storeで販売開始しています。 それぞれ900円。
日本映画・外国映画の代表的な監督100人をピックアップし、監督1人につき略歴・エピソード・フィルモグラフィ・代表作品を掲載しています。また、映画界で起きた出来事やその年の代表作品を掲載した映画史年表、キネマ旬報ベスト・テンやアカデミー賞などの映画賞受賞データを年度ごとに網羅した映画祭・映画賞受賞リストなども付属しています。
Apple Store名古屋栄、「EPUBで作る電子書籍、Podcast配信講座1」開催
Apple Store 名古屋栄は、11月21日19時からウィゾ・プロダクション代表の佐藤新一氏による「Podcasting Night Vol.15:EPUBで作る電子書籍、Podcast配信講座1」を開催すると案内しています。
Apple Store銀座、「iPad・iPhoneが持つカタログ電子化への可能性とEC市場への参入」開催
Apple Store銀座は、11月25日19時からオブジェクトレイシャスの久保一人氏とデジタルマックスの垣内重栄氏による「iPad・iPhoneが持つカタログ電子化への可能性とEC市場への参入」を開催すると案内しています。
2010年11月19日
大日本印刷、ストア機能搭載のiPhone用電子書籍ビューアを開発
大日本印刷とDNPデジタルコムは、ストア機能を搭載したiPhone向け電子書籍ビューアを開発したと発表しました。同電子書籍ビューアは、複数の電子書籍の購入・閲覧、購入した書籍の書棚管理が行えるというものです。
この開発に合わせて、同電子書籍ビューアを使った活字見本帖「秀英体全集」をApp Storeで無料配信を開始しています。
eBookJapan、トキワ荘特集サイトをオープン
トキワ荘は1952年から1982年まで東京都豊島区に実在した木造アパートで、手塚治虫、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄など後の巨匠マンガ家たちが若い頃住んでいました。トキワ荘特集サイトでは、トキワ荘が登場する作品やトキワ荘出身マンガ家の作品などを紹介しています。
特集ページのオープンに合わせて、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、水野英子が「U.マイア」の名義で合作した「くらやみの天使」「赤い火と黒かみ」「星はかなしく」の3作品の電子書籍の配信も開始しています。購入した電子書籍は、Windows、Mac、iPad、iPhone、Andoroid端末などで閲覧することができます。
Apple、iOS 4.2.1GMを開発者に配布
Appleは11月12日にiOS4.2を一般公開すると見られていましたが、直前になってiOS 4.2 GMに不具合が発見されたため、リリースを延期したとの情報が流れていました。
2010年11月18日
矢野経済研究所、国内電子書籍市場に関する調査結果を発表
矢野経済研究所が、「電子書籍市場に関する調査結果 2010」を発表しました。
これは、2010年6〜11月に国内出版社や書店、関連企業、業界団体等に対して実施した調査をまとめたものです。これによると、2009年度の国内電子書籍市場は売上高ベースで610億円(前年度比19.6%増)あり、「日本はすでに『電子書籍大国』」だとしています。
PDFのダウンロードはこちら。
宝島社、「電子書籍に反対です」
「本屋のない町で私たちは幸せだろうか?」
「宝島社は、電子書籍に反対です。」
「宝島社は、電子書籍に反対です。」
宝島社が新聞各紙に刺激的な広告を出稿し、話題になっています。とはいえ、これはあくまでも新刊「別冊宝島 電子書籍の正体」のキャッチコピー。本当に同社が「電子書籍に反対」なのか、それとも単に新刊を売りたいがための話題作りなのかはまだわかりません。今後どういった具体的な反対行動をとっていくのか、注目し続けたいと思います。
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