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2011年2月24日
2011年2月24日配信の記事一覧
- アンテナハウス、2月28日開催の「EPUBで未来を開く」セミナーをUstream中継
- Jコミ、「交通事故鑑定人 環倫一郎」の広告収入額は106万5000円と発表
- 角川とグリー、インターネットコンテンツ事業で提携 「ソーシャル電子書籍アプリ」を開発
- 大日本印刷、出版社向けのデジタル雑誌制作支援サービスを開始
- コベック、Android端末向け電子書籍制作サービスを提供開始
- インプレス、電子雑誌「OnDeck」の第4号を発行
- 集英社とヤフー、「集英社e文庫iPhoneアプリ」の提供を開始
- ケータイWatch、「ドコモの新機種、EPUB形式の取扱説明書eトリセツ」
- 集英社、ホリエモンとひろゆきの対談本をiPhone/iPad向け電子書籍として発売
- Apple、3月2日にスペシャルイベントを開催 「iPad2」を発表か?
Apple、3月2日にスペシャルイベントを開催 「iPad2」を発表か?

Appleが、3月2日午前10時(日本時間3月3日午前3時)から米カリフォルニア州サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsでスペシャルイベントを開催すると、報道機関など宛に招待状を送付しています。
イベントの招待状に添付されている画像に、iPadらしきデバイスが見えることから、「次世代iPad」が発表される可能性が濃厚です。
なお、初代iPadは2010年1月27日に発表され、2010年4月3日に米国でWi-Fi版の販売が開始されました。
集英社とヤフー、「集英社e文庫iPhoneアプリ」の提供を開始

これまで「集英社e文庫」は、集英社文庫や集英社新書、コバルト文庫、スーパーダッシュ文庫などの作品を携帯電話向けに販売していましたが、今回iPhone/iPad向けアプリとしても提供を開始しました。集英社とヤフーが連携することで、コンテンツの配信からプロモーションまでをノンストップで実現できるようになるとしています。
第1弾として、「天使の卵」(村山由佳著)シリーズ3部作を1つのアプリにした「天使の卵シリーズ三部作セット」の販売を開始しました。アプリには、約15時間におよぶ朗読音声や、描き下ろしイラストを含むイメージギャラリーなどが収録されています。価格は800円。分冊版も近日発売予定とのこと(各350円)。
インプレス、電子雑誌「OnDeck」の第4号を発行

インプレスR&Dが、電子出版をテーマにした電子雑誌「OnDeck」の第4号(2月24日号)を発行しています。EPUB版、MOBI(Kindle)版およびPDF版(簡易生成版)の3ファイル形式を用意しており、価格は無料。
なお、同社は第3号で行なった読者アンケート調査の結果を発表しました。それによると、第3号までの1万ダウンロード時点でのファイル形式別の比率は、EPUBが59.9%、PDFが21.0%、MOBIが19.1%という結果でした(第3号に限ると、EPUBが49.5%、MOBIが26.7%、PDFが23.9%)。閲覧デバイスについては、PCが22.4%、iPadが18.0%、Kindleが15.5%、iPhoneが13.9%、Androidが8.8%などとなっています。調査結果については、第4号に掲載されています。
第4号の主な内容
- 特集 日本の電子雑誌ストア研究
- 集中取材 Digital Book World 2011
- 集中取材 PAGE 2011レポート
- 電子出版ビジネス批評 The Daily
- キーマンインタビュー ボイジャー萩野正昭社長(後編)
- 出版社インタビュー 中央公論新社
- デバイスレビュー アップル iPod touch
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- インプレス、電子出版をテーマにした週刊電子雑誌「OnDeck」を創刊(2010年12月22日)
- インプレス、電子雑誌「OnDeck」の第2号を発行(2011年1月18日)
- インプレス、電子雑誌「OnDeck」の第3号を発行 Kindleにも対応(2011年2月3日)
コベック、Android端末向け電子書籍制作サービスを提供開始
同サービスは、PDFやJPEGファイルをAndroid向けの電子書籍に変換するというもの。作成した電子書籍は、Android 2.2以降のOSを搭載したスマートフォンやタブレット端末で閲覧できます。また、ハイパーリンクや音声・動画、全文検索などの機能を設定することも可能。
同社では、3月1日から4月29日まで「Wisebook2 for Android 無料モニターキャンペーン」を実施し、先着30社限定でAndroid端末向け電子書籍制作サービスを無料で行うそうです。
なお、Wisebook2シリーズは、2008年4月にWindows/Mac版、2010年9月にiOS版が販売開始されており、これまで450社に導入されているとのこと。
大日本印刷、出版社向けのデジタル雑誌制作支援サービスを開始

同サービスは、Adobe Creative Suite 5およびAdobe Digital Publishing Suiteを利用して、紙雑誌とデジタル雑誌の制作を同時に進行できるようにするもの。レイアウトの自動調整ができるほか、パノラマや360度カメラによる撮影、動画や音声の編集、データ変換などリッチコンテンツ素材の制作に一貫して対応可能で、通常の記事だけでなく特集や広告ページにもリッチコンテンツを組み込むことができるそうです。
第1弾として、山と溪谷社が2010年11月に発行した女性向けアウトドア季刊雑誌「Hütte(ヒュッテ) vol.02」のデジタル版を共同で試験的に制作し、読者モニター調査を3月に行う予定としています。デジタル版は、
- 短い制作期間で、印刷物のレイアウト通り全ページを電子化して、一部にリッチコンテンツを使用したもの
- 一部のページをデジタル版独自の効果的なレイアウトで再編集し、一部にリッチコンテンツを使用したもの
角川とグリー、インターネットコンテンツ事業で提携 「ソーシャル電子書籍アプリ」を開発
今回の業務提携により、角川の電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」とGREEのソーシャル性を融合した「ソーシャル電子書籍アプリ」を「GREE Platform」で2011年夏頃に提供開始する予定としています。自分が購入した書籍を友達と紹介しあったり、自分の購買履歴(本棚)や書評を共有したり、友達が欲しがっている書籍をプレゼントしたりといったことができるようになるとのこと。
将来的には、複数のユーザーの選択によってストーリーが変わっていくといった、既存の紙の本では表現できない新しいコンテンツの開発を共同で行うとしています。
他に、角川の映画やアニメなどのコンテンツを活用したソーシャルアプリをGREE Platformで提供するほか、両社のサービスおよびメディアを連携させた共同プロモーションを展開していくそうです。
Jコミ、「交通事故鑑定人 環倫一郎」の広告収入額は106万5000円と発表

この金額は、すでに広告代理店の手数料が引かれた額で、そのまま作者の手取り額になるとのこと。今回のように、作画と原作が分かれている場合は、事前に話し合いで決定された比率で分け、両者に振り込まれることになるそうです。ちなみに、2月24日17時時点での「交通事故鑑定人 環倫一郎」のPDFの延べダウンロード数は約36万9000となっています。
なお、「交通事故鑑定人 環倫一郎」に先がけて公開した「放課後ウェディング」(新條まゆ著)の広告収入額は52万5000円でした。
[2011/02/24 20:00 追記] 初出時の「交通事故鑑定人 環倫一郎」のPDFダウンロード数に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
関連記事
- Jコミ、樹崎聖「交通事故鑑定人 環倫一郎」全18巻を無料公開(2011年1月25日)
- Jコミ、「放課後ウェディング」の広告収入額を公表(2011年1月25日)
2011年2月23日
2011年2月23日配信の記事一覧
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- BCN、EPUB形式の電子書籍「IT×IT vol.6」を発売
- VPJ、「WoodWing Enterpriseデジタルマガジン制作ツール」がApp Storeの定期購読サービスに対応
- gihyo.jp、「世界を動かすデジタル体験を Adobe,2011年度事業戦略記者説明会を開催」
- Tech Crunch Japan、「「SaaSは対象でない」とジョブズ―では新講読ルールによる出版アプリとは?」
- +D PC USER、「biblio Leaf SP02 それは、本好きに対する挑戦?」
- 信毎Web、「紙と電子の書籍「共存」42%」
- INTERNET Watch、「15年前のDTPデータもiPad電子書籍化可能、QuarkXPress最新版を4月発売」
- 保育社、iPhone/iPad向けの電子書籍2タイトルを発売
- マイコミジャーナル、「原作も全編収録! 映画『新・のび太と鉄人兵団』公式ガイドが電子書籍で発売」
保育社、iPhone/iPad向けの電子書籍2タイトルを発売
保育社は、Impress Touchと共同で、iPhone/iPad向けの電子書籍アプリ2タイトルを発売しました。

ひとつは、30万部以上の売り上げを記録した書籍「カラーブックス・おりがみ」を電子書籍化した「復刻版おりがみ 上・下巻<伝承から創作へ>」。同アプリは、伝統的な折り紙からから創作折り紙まで147作品を上巻・下巻にわけて収録した折り紙の教本。iPhone向けとiPad向けは別アプリになっています。価格は各450円。





もうひとつは、ケアマネジャー(介護支援専門員)受験対策のための用語集「ケアマネ受験重要用語集 ~まぎらわしい用語が整理できる!」。こちらもiPhone向けとiPad向けは別アプリになっています。価格は900円。
INTERNET Watch、「15年前のDTPデータもiPad電子書籍化可能、QuarkXPress最新版を4月発売」
INTERNET Watchが、「15年前のDTPデータもiPad電子書籍化可能、QuarkXPress最新版を4月発売」を掲載しています。
関連リンク
- QuarkXPress QuarkXPress 9の新機能
VPJ、「WoodWing Enterpriseデジタルマガジン制作ツール」がApp Storeの定期購読サービスに対応
ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(VPJ)は、「WoodWing Enterpriseデジタルマガジン制作ツール」がApp Storeの定期購読サービスに対応したと発表しました。販売開始は、3月中旬以降の予定。
同ツールは、エンタープライズコンテンツマネジメントシステム「WoodWing Enterprise」のアドオン製品。Adobe InDesignのプラグインとして機能し、動画やBGMの埋め込み、スライドショー機能、Web/SNSとのリンクなどを組み込んだコンテンツの制作を行うことが可能です。
今回の対応で、同ツールが提供するリーダーアプリ内の「購読ボタン」をクリックするとiTunes Storeの購読契約画面へと移動し、所定の決済処理が行えるようになりました。リーダーアプリ内の購読できるコンテンツの表示や契約期間が切れたコンテンツの非表示は、同契約処理と連動します。
また、App Storeの定期購読サービスに加えて、企業独自の決済システムや定期購読管理システムとも連携が可能で、同システムの導入企業はビジネスモデルに応じた決済サービスやプラットフォームを選択することが可能とのこと。
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- Apple、App Storeで定期購読サービスを開始(2011年2月16日)
- VPJ、「WoodWing Enterpriseデジタルマガジン制作ツール V1.7」をリリース(2011年2月16日)
2011年2月22日
想隆社、大学・企業向けのドキュメント配信管理システムを発表

想隆社は、大学・企業向けのドキュメント配信管理システム「ドキュメントコンテナ」をリリースしたと発表しました。
同システムは、コンテンツ配信サーバーとクライアントがセットになったもので、オンライン書店や電子図書館、紀要・機関リポジトリ配信システム、内部資料や外部広報誌配信システムなどを構築できるとしています。
主な特徴は以下の通り。
- 登録されたユーザーごとに配布する資料を設定可能
- 文字データだけでなく、音声データなどを含んだ「リッチドキュメント」の配布が可能
- ドキュメントに閲覧期間を設定できる時限性再生機能
- 不正なデータ流出防止機能
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- 八王子経済新聞、「中央大学が電子書籍アプリ「白門書房」 大学案内などをiPhone向けに提供」(2011年1月31日)
MIAU、「電子教科書がもたらす未来」を2月25日20時からニコ生で生中継
出演者は、中村伊知哉(デジタル教科書教材協議会/慶應義塾大学) 、村井万寿夫(金沢星陵大学)、 今田晃一(文教大学)、小寺信良(コラムニスト/MIAU)、津田大介(メディアジャーナリスト/MIAU)の5氏。
“マイクロソフト協働プロジェクトによるICT利活用を考える放送の2回目。世界の中で日本の子どもの学力が著しく低下していることが、近年の調査で明らかになっています。80年代末からスタートした「ゆとり教育」は、2000年以降に見直しが叫ばれ、ようやく今年度から「脱ゆとり教育」がスタートします。しかしこれまでのような紙の教科書とノート、黒板というスタイルで、すぐに学力は向上するのでしょうか。
今日本の教育におけるICT活用は、韓国やシンガポールには言うに及ばず、フィリピンやタイにも遅れをとっています。根強い紙の教科書への信仰、ネットは危ないといった時代錯誤的認識の中で、教育改革のキーとなるのが、電子教科書です。今回は電子教科書を積極的に推進、または研究を進める企業や団体への取材を行ない、さらに教育教材の実機もスタジオに持ち込んで、ICTを活用した教育の成果と今後の教育のあり方を、徹底議論します。”
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- MIAU、「「自炊」と電子書籍」を2月7日20時からニコ生で生中継(2011年2月2日)
amazon.com、Kindle Software 3.1を正式リリース

amazon.comが、電子書籍端末Kindle 3シリーズ向けのシステムソフトウェア「Kindle Software Ver.3.1」の正式版をリリースしています。
Ver.3.1の主な新機能は以下の通り。
- これまで不可能だった“リアル”なページ番号の表示が可能に
- 書き込んだメモやハイライトを他のユーザーと共有できるPublic Notes機能
- 読み終わった後に書籍に評価付けしてFacebookやTwitterなどのソーシャル・ネットワークで感想を共有する機能
- 新聞や雑誌用の新しいレイアウト表示機能
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パピレス、「電子書店パピレス」をリニューアル

これまで、「電子書店パピレス」と「電子貸本Renta!」は、独立したサービスとして運営されていましたが、今後は同じID(メールアドレス)で両方のサービスを利用できるようになります。その他、書籍検索機能の強化、購入手続きの簡素化、再ダウンロード期間を1年間に延長(従来は1週間)、購入履歴機能の強化、などの機能向上を行ったとのこと。
総務省「知のデジタルアーカイブに関する研究会」(第2回)のツイートまとめ
関連リンク
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- 総務省、「知のデジタルアーカイブに関する研究会」の第1回会合を2月2日開催(2011年1月26日)
- 総務省、「知のデジタルアーカイブに関する研究会」(第2回)を2月22日開催(2011年2月10日)
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