2011年3月9日

デジタルハーベスト、絶版書籍の電子書籍化支援サービス「絶版堂」を再開

デジタルハーベストは、絶版書籍の電子書籍化支援サービス「絶版堂」を再開したと発表しました。

絶版堂は、2010年7月にプレオープンしましたが、正式オープンを前に事業化を断念していました。今回、デジタルハーベストが一騎から運営を引き継ぎ、サービスを再開することになりました。

絶版堂で作成する電子書籍は、iPhone/iPad向けアプリ、Kindle向けPDF、サイト販売向けPDF。絶版堂が出版契約を確認し、著者に権利があることが確定したもののみを電子書籍化します。「版面権」の問題をクリアするため、書籍スキャニングではなく、著者原稿をiPhone/iPadやKindle向けに再レイアウトして販売するとのこと。

電子書籍(PDF)の販売に関しては、著者がWebサイトを開設している場合は直接販売する仕組みを提供するほか、新規オープン予定の電子書籍販売サイト(4月以降)、アルファブロガーが運営する電子書店、書評家によるアフィリエイトなどでの販売を予定しているそうです。

利用料金は、PDFまたはアプリの制作費プラス売上のレベニューシェア。制作費は、4万字までのPDF作成で約15万円、ほとんどの商業出版書籍の場合30万円までで作成可能とのことです。レベニューシェアに関しては、売上から決済手数料と消費税を除いた金額の最大70%が著者の取り分となります。