2010年12月7日

大日本印刷やNTTドコモ、ハイブリッド型総合書店の共同事業会社を設立

大日本印刷(DNP)NTTドコモCHIグループの3社は、紙と電子の書籍を販売するハイブリッド型総合書店を運営するための共同事業会社「トゥ・ディファクト」を設立することで合意したと発表しました。

新会社の設立日は12月21日、本社はDNP五反田ビル内。出資金は9億8000万円で、出資比率はDNPが51%、ドコモが40%、CHIが9%。主な事業は以下の通り。
  1. インターネットを使用した紙と電子の書籍販売を行うハイブリッド型総合書店の運営
  2. ドコモのスマートフォンやタブレット型端末、ブックリーダーなどを含む多様な端末に対応したオープンなハイブリッド出版配信プラットホームの構築と運営
  3. 電子書籍や紙の書籍を販売するオンライン書店、リアル書店を連動させたマーケティング、プロモーションなどのサービスの提供
具体的には、ドコモの情報配信システムや決済システムとDNPの電子書籍ストア「honto」をベースに、ドコモのスマートフォンやタブレット型端末向けに2011年1月上旬から電子書籍の販売を開始するとしています。また、2011年中にCHIのオンライン書店「bk1」とのシステム統合を検討し、1つのサイトで電子と紙の書籍購入を可能とするサービスの実現を目指すとのこと。